イップス歴6年の僕が症状を緩和するたった一つの方法を語る。
僕のイップス事情
「テニスやめてぇ〜」
イップスが再発するたびに思います。笑
僕が初めてイップスを発症したのは高一の時でした。バックハンド、次にサーブに症状が現れました。
これまで普通に打てていたショットが全く打てなくなるんですよ。それもあり得ないミスで。不調とは全然違うくて、本当にフェンス直撃かネットにも届かないようなミスを連発してしまうんです。
イップスとか言って、技術不足なの誤魔化してるだけちゃん、って思われる人もいるかもしれません。
参考までにそれまでの僕のテニスの実力を示しておくと、大体大阪ベスト8ぐらいでした。それも小学生からずーっとそんぐらいでした。まあ僕まあまあ強いです。笑
けどイップスになってもうて全然勝てなくなるんすよねー。まじでしんどかった。
イップスのおかげで強くなることもある
でもですね、イップスを経験してからの方が強くなったんですよーー。
全国ベスト16、近畿三位、大阪二位、などなど。
この理由はですね、バックハンドが全く打てないんで全部回り込んでたら、フォアハンドが普通にめっちゃうまなったんすよ。それまではどのショットもそつなくこなすオールラウンダー、悪く言えば武器が無かったんですけど、圧倒的な武器を手に入れ、その後イップスが快方に向かったことで爆裂フォア持ちオールラウンダーになっていました。笑
しかし、イップスが完全に無くなった訳ではありません。バックハンドはほぼ無くなってきましたが、サーブはまだまだ闘病中です。
それでも大分ましになってきています。
それでは、今日はイップスに陥った時の対処法についてお話ししていこうと思います。
イップスの原因
まずイップスが起きている時って、十中八九、いや、十割の確率で余分な力が入っているんですよ。それも常人の力の入り方ではありません。ほんの一瞬ではありますが、一時体を全く動かせなくなるほどの余分な力です。
プレー中に毎回金縛りにあってるようなもんです。
そりゃーいいプレーは出来ないです、。
まあ、考え方の方針としては、その余分な力を抜いていくイメージが大切です。
イップスの克服方法
じゃあ余分な力ってどこから来るのか、と考えてみます。
僕は「ミスを許容出来ない感情」だと考えます。
ミスを許容出来ず、次は絶対に成功させなければならないという感情でプレーしているのです。
そして無意識に自分にプレッシャーをかけ続け、そのプレッシャーによりミスを連発し、気づけばなんのショットも入らなくなってしまうのです。
なので、イップス克服の第一段階は「ミスを許容すること」です。
僕はサーブが入らない時、
「(サーブ入らんのは)いつも通り!」と自分に声をかけるようにしています。また、サーブが入らないのは自分じゃなくてこんな設計になってるコートの方が悪い、飛びすぎるボールの方が悪いなど、あえて他責にしてみることでも心の余裕が保たれます。笑
兎にも角にもまずはミスを許容することからです。そこを改善せずにフォームをどれだけいじったって意味がないのです。
今回はイップスの改善方法の初歩の初歩について話してみました。苦しいと思いますが、イップス克服を諦めないで下さい!