哲学は、役に立たないのか。
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たいようのブログ
生徒からこんな質問を受けました。
「ルネサンスは自由にやっていこうという感じなのに、宗教改革でローマ教皇とか否定していったのはなんでなんですか?」と。
これは根本的には同じなんですね。
古典時代のキリスト教時代は人間はいきいきとしていたのですが、だんだん神に対して人間はゴミ、というような考え方が広まっていったのです。
なので中世ぐらいに描かれた人間の絵とかは結構酷いです。笑
僕でも描けそうな顔してます
でも人間はゴミではないと。つまり、ルネサンスとは人間もっと大事にしよう運動だというわけです。
この根底には人間がいきいきとしていた古典時代に戻ろうという気持ちがあるのです。
それは宗教改革でも同じです。
神の前ではみな平等。これが本来のイエスの教えであるのにもかかわらず、教皇とかいうやつが幅をきかしているのは良くない。昔の体制に戻そう。これが宗教改革です。
自由な風潮と、教皇を厳しく咎める改革運動は真逆のように思えますが、結局はどちらも古典時代に戻ろうとしていた運動なわけです。